糖化を防ぐための糖質制限。AGEsができないようにするには?

      2016/11/02

%e7%b3%96%e5%8c%96%e3%82%92%e9%98%b2%e3%81%90%e3%81%ab%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%99%e3%82%8c%e3%81%b0%e3%81%84%e3%81%84%e3%81%ae

糖化は、老化の原因のひとつとされています。

また、いろんな病気の原因ともいわれています。

糖化とは?

糖質制限で糖化を防げるの?

糖尿病専門医で糖化にも詳しい佐藤さんに聞いてみました。

糖化とは?

糖化について、わかりやすく教えてください。

「人間の体は、ほとんどがタンパク質でできているんです。

ところが、このタンパク質は糖質と結合して、AGEsという別の物質になりやすいんですね。

このように、糖質と結合して別の物質になってしまうことを、糖化と呼んでいるんです。

身体を形作っているタンパク質の代表はコラーゲンですが、糖化してしまうと、弾力があって丈夫なコラーゲンが、硬くてもろい物質に変わってしまうんですね。

しかも、糖化してできたAGEsは、分解して新しいコラーゲンに作り直すことができないので、体の糖化が進んでしまうと、どんどん老化してしまうんですよ。」

糖化って恐ろしいんですね。

糖化っていうくらいだから、やっぱり糖質のとりすぎが原因なんですか?

糖化の原因は?

「糖化は、血糖値の変化と関係があるといわれているんです。

血糖値が急に上がると、血液内のブドウ糖を処理しきれなくなってしまうんですね。

すると、いつまでも血糖値が高い状態になってしまうんですよ。

この、血糖値が高い状態が、身体にはよくなくって・・・

余った糖がタンパク質と反応して、糖化がすすんでしまうというわけなんです。」

つまり、血糖値の急上昇が糖化の原因というわけですね。

では、糖化を防ぐには糖質をとらなければいいんでしょうか?

糖質制限で糖化を防ごう

「糖質制限すれば、血糖値が上がるのを防ぐことができますので、糖化予防には効果的です。

糖質は、お腹の中でブドウ糖に分解されます。

それが体内に吸収されて、血液といっしょに血管の中を流れていくんですね。

これが血糖です。

ですから、糖質をそもそもとらなければ、血糖値は上がりづらいんですよ。」

糖質って、体によくないんですね。

じゃあ、糖質はなるべく避けたほうがいいってことですね?

糖質制限のデメリット

「実は、糖質を全くとらないのも問題なんです。

糖質は、身体や脳を動かすエネルギー源なんですが・・・

糖質をとらないと、別の燃料が必要になりますよね。

だから、代わりに体脂肪が使われるのでは? というのが糖質制限ダイエットの考え方なんですよ。

ところが、実際には体脂肪はあまり使われず、タンパク質が使われてしまうんです。」

え? 糖質制限ダイエットでは体脂肪は減らない?

どういうことなんですか?

糖質制限で失うもの

「実は、体脂肪が分解されて燃焼されるのにも、糖質が必要なんです。

ですから、糖質を全くとらないと体脂肪はほとんど減らないんですね。

じゃあ、何をエネルギー源にするかというと、体のほとんどを形作っているタンパク質なんですよ。

脳も内臓も筋肉も、ほとんどがタンパク質でできているんです。

つまり、糖質を全くとらないと、内臓筋肉のタンパク質がどんどん分解されちゃうんですね。

確かに糖質制限を行うと、体重がどんどん減っていくんですが、そのほとんどは体脂肪ではなくタンパク質なんですよ。」

ええ!? それってすごく怖いですね・・・。

糖質制限で、何か健康を害するようなことはあるんでしょうか?

糖質制限で大変なことに!?

「糖質制限で、頭がぼーっとしたり、回転が悪くなったりといったようなことを感じる人は、多いですね。

また、まれに心臓が委縮して小さくなってしまう、なんて人もいるようです。

内臓で一番影響を受けやすいのは、肝臓ですね。

肝臓を形作っているタンパク質は、エネルギー源として使われやすいので、肝臓の機能が低下してしまう人もけっこういるんですよ。

糖質制限で、疲れやすくなったり、お酒が弱くなったり、中には肝機能障害におちいる人もいるんです。

それから、糖質制限をすると筋肉が衰えやすいんです。

このように、内臓や筋肉のタンパク質が燃料として使われてしまうと、代謝量が減少して痩せづらく太りやすい体質になってしまうんですね。

糖質制限ダイエットがリバウンドしやすいのは、こういう理由があるんですよ。」

糖質制限って、けっこうヤバいんですね。

では、糖化を防ぐにはどのような食事法がいいんでしょうか?

糖化を賢く防ぐには

「さきほども言いましたが、血糖値の急激な上昇が、糖化の原因なんです。

ですから、血糖値が急に上がらないようにすればいいんですね。

血糖値の急上昇を防ぐには、食事の最初に水溶性食物繊維をとるのが効果的なんですよ。

水溶性食物繊維は、お腹の中でゆっくりと移動するので、そのあとから食べたものもゆっくり移動するんです。

すると、糖質の消化吸収に時間がかかるので、血糖値の上昇も緩やかになるんですね。」

食物繊維をとれば、糖質をとっても糖化がおこりづらいんですね。

厚生労働省によると、1日の食物繊維の摂取目標値は20gなんだそうです。

これは、キャベツ2玉分に相当する量ですから、毎食食べるのはかなり大変かもしれませんね。


 

 

 

 - 糖質スローオン