脳は糖分をとらなくても大丈夫なの?糖質制限が脳に与える影響とは

      2016/11/02

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糖質制限ダイエットをしていたら、なんだか考える力が落ちた。

糖質制限していたら、頭がぼーっとする。

そんな人が多いようですね。

脳のエネルギー源はブドウ糖ですから、糖質制限でブドウ糖がなくなれば、そのへんが心配になることでしょう。

糖質制限の脳に対する影響とは?

神経科学が専門で、脳のことに詳しい小林さんに聞いてみました。

脳は糖質だけで動いているわけではない!?

「脳のエネルギー源は、ご存知の通りブドウ糖。

ブドウ糖は、糖質、つまりご飯やパン、麺類などの炭水化物や、砂糖をお腹の中で分解するとできますよね。

じゃあ、糖質を完全にシャットアウトすると、脳は何をエネルギー源にするのか。

体内には、糖分が蓄えられていて、12時間程度は糖分をとらなくても大丈夫なんですが・・・

それを超えても、脳が機能しなくなるということはありませんよね。

つまり、かわりのエネルギー源があるということです。」

なるほど確かに、まる1日なにも食べなくても、脳の機能にはあまり支障がありませんよね。

では、何をエネルギー源にしているんでしょうか?

糖質のかわりのエネルギー源とは

「体内にたくわえた糖分がなくなると、かわりに使われるのは体脂肪とタンパク質ですね。

タンパク質っていうのは、つまるところ筋肉だと思っていいでしょう。

ただ、これらからブドウ糖がつくられるわけではなくて、ブドウ糖のかわりになるものがつくられるんですね。

実は、それら『代わりの物』が、脳にたいしてブドウ糖とまったく同じはたらきをするかどうかについては、まだよくわかっていないんですよ。

脳の最低限の働きは保証されるものの、ブドウ糖と同じパフォーマンスをするという保証はないんです。」

なるほど、糖質をとらなくても死ぬことはないけど・・・

思考力が落ちるリスクはあるってことなんだね。

じゃあ、やっぱり糖質はたくさんとったほうが脳にはいいんでしょうか?

糖質の摂りすぎで低血糖?

「ところが、炭水化物や甘いものの摂りすぎも、脳にはよくないことがわかっているんです。

糖質を食べ過ぎると、血糖値がいきなり大きく上がるんですよ。

すると人間の体は、血糖値をもとに戻そうとすっごく頑張るんですね。

すると今度は、頑張りすぎて血糖値が必要なレベルよりも大きく下がってしまって・・・。

結果的に、低血糖になってしまうんです。」

糖質の摂り過ぎで、逆にブドウ糖が足りなくなってしまうとは、なんだか不思議ですね。

例えるなら、シカが増えたから駆除しようと、オオカミをいっぱい放ったら、今度はシカが減りすぎてしまった、みたいな感じでしょうか。

ブドウ糖が不足すれば、脳の働きにも悪影響が・・・。

では、糖質とどのように付き合っていけばいいんでしょうか?

糖質と健康的に賢く付き合う

「脳のためには、血糖値を一定のレベルで、安定させることが大切です。

そのためには、炭水化物を抜くようなダイエットは、適切ではありませんね。

糖質をしっかり摂りつつ、血糖値をあまり上げないような食事を心がけるのが、脳はもちろん、ダイエットにも効果的なんですよ。

血糖値が、激しく上がらないような食事法を、糖質スローオンといいます。

糖質スローオンなら、脳の働きを妨げることなく、健康的なダイエットを実現できるんですよ。」

脳の働きが悪くなると、イライラして人間関係を悪くしてしまったり、集中力を欠いて思わぬ大事故を起こしてしまったりしてしまいます。

せっかく痩せることに成功しても、それでは意味がありませんよね。

血糖値をコントロールしつつ、ご飯やパンなどの主食をしっかりとって、健康的なダイエットを心がけるのが賢いやり方なのではないでしょうか。




 

 

 

 

 

 - 糖質スローオン