血糖値が急上昇すると太る! 糖質を食べると体脂肪が増えるワケ

      2016/11/02

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「糖質をとると太る」というのは常識?

実は、糖質をとるから太るというのは、間違いなんです。

太るかどうかは、血糖値の上がり方にあるんですよ。

血糖値と体脂肪との関係とは?

管理栄養士の高橋さんに聞いてみました。

人の燃料はブドウ糖

基本的なことなんですが、血糖値って何ですか?

「そこからですか(笑)

血糖値っていうのは、血液の中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。

糖質は、お腹の中で消化されて、ブドウ糖になりますよね。

ブドウ糖は、小腸から吸収されて血管の中にはいるんです。

そして、体中を巡って、体を動かしたり脳を働かせるときに必要なエネルギーを作る材料になるんですよ。

つまり例えると、ブドウ糖は火力発電所で使う石油のようなもの。

火力発電所では石油を燃やして電気が作られますが、人の体ではブドウ糖からATPというエネルギー物質が作られるんです。」

なるほど、ブドウ糖は燃料なんですね。

では本題ですが、「血糖値が上がると太る」とはどういうことなんでしょうか?

ブドウ糖が余分にあると中性脂肪になる?

「ブドウ糖は、人間にとっての燃料ですが、炭水化物をたくさん食べ過ぎて余ってしまうと、その余った分は体脂肪になってしまうんです。

血中のブドウ糖で燃料として使われるのは、今現在必要な分だけ。

つまり、それ以上の過剰なブドウ糖で血液内があふれてしまうと、あふれた分は貯蔵に回されるんですよ。

まずは、グリコーゲンという物質に合成されて、肝臓や筋肉に蓄えられるんですね。

しかし、肝臓や筋肉にためこめるグリコーゲンの量は、そんなに多くないんです。

そこで、さらに余ったブドウ糖は中性脂肪に合成されて、皮下脂肪や内臓脂肪になるんです。」

つまり、主食や甘いものを食べ過ぎると、体脂肪が増えるってことなんですね。

でも、血糖値の上がり方が急だと中性脂肪になりやすいっていうのが、よくわからないんですけど・・・?

糖質スローオンな食事法でダイエット

「ちょっと例え話をしましょうか。

雨が、シトシトと1ヶ月間かけて降る場合と、それと同じ量が1日で降ってしまう集中豪雨とを比較してみてください。

シトシト降る場合は、側溝や川が雨水を流してくれるので、道路が水で溢れるようなことはありませんよね。

だけど、集中豪雨だと、排水が雨水を処理しきれなくなって、道路が川のようになったり、町が水没したりします。

血中のブドウ糖も同じで、血中のブドウ糖が少しづつ増えるなら、少しずつ燃料として使われるので、ブドウ糖は余りませんが・・・

ブドウ糖が急に増えてしまうと、燃料として使うだけでは処理しきれなくなって、余ってしまうんですよ。」

つまり、グラフにするとこんな感じでしょうか。

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青が血糖値が急上昇する場合で、赤が血糖値がゆっくり上がる場合。

グレーのラインを超えた分が、中性脂肪になる。

同じ量の糖質をとって、同じ量のブドウ糖でも、急にブドウ糖が増えると、グレーのラインを越えて中性脂肪になってしまう(青線)が、ブドウ糖がゆっくり時間をかけて血液に入ると、中性脂肪にならない(赤線)。

つまり、赤線になるような食事法にすれば、ご飯やパンを同じくらい食べても、太らないということになる。

赤線のような食べ方を、糖質スローオンといいます。

糖質をゆっくり(スロー)と摂取(オン)するという意味ですね。

「オン」というのは、糖質オフの反対語だと思えばいいでしょう。

糖質スローオンには、体脂肪を増やさないだけでなく、燃焼させる効果もあるといいます。

糖質スローオンなら、炭水化物をガマンせずに痩せることができるというわけですね。

 

 

 - 糖質スローオン