朝食抜きで太るのはなぜ? 食事を減らしても痩せない理由とは

   

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朝食を抜いて、1日に食べる量を減らしているのに、なぜか体重が増える・・・。

そんなに食べてないのに、なんで痩せないの?

実は、太るか痩せるかは、カロリー摂取量以外にも大切なポイントがあるんです。

朝食抜きの落とし穴とは?

糖尿病専門医で肥満対策に詳しい佐藤さんに聞いてみました。

朝食抜きと朝食を食べた場合とのカロリー摂取量の比較

朝食を抜いているのに、逆に太ってしまうなんてことがあるんでしょうか?

「朝食を抜いた方が、1日の摂取カロリーが少なくなることは、間違いないでしょう。

確かに、朝食を抜くと、お昼にはお腹ペコペコになってランチをたくさん食べてしまう、ということもあるかもしれませんが・・・。

それでも、お昼ご飯に2食分食べてしまう人は、あまりいませんね。

世間でよく言われているような、『昼食を食べ過ぎるから逆に太る』ということはないと思いますよ。

しかし、太るか痩せるかは、カロリー摂取量だけによるような単純な話じゃあないんです。」

え? カロリーをたくさんとれば太る。カロリーを減らせば痩せる。

これって常識なんじゃ・・・!?

朝食を食べないと体脂肪がつきやすい?

「実は、朝に食事をしないと、ランチはもちろん夕食の時にも、血糖値が通常よりも急激に大きく上がってしまうんです。

血糖値が激しく上昇してしまうと、肥満ホルモンのインスリンも大量に分泌されてしまうんですね。

血糖値というのは、血中のブドウ糖の濃度のこと。

食事でとった糖質は、分解されてブドウ糖になり、体内に吸収されて血流に乗って、体中を巡ってエネルギー源として利用されるんです。

ところが、このブドウ糖が急にあふれてしまうと、使い切れないので中性脂肪に合成されて、体脂肪として溜めこまれてしまうんですよ。」

つまり、朝食をとらないと、昼食や夕食で脂肪がつきやすいってことなんですね。

でも、なんで朝ごはんを食べないと、昼ごはんや夕ごはんで血糖値が急上昇してしまうんですか?

朝食抜きで増えるインスリン拮抗ホルモンとは?

「朝の食事を抜くと、血糖値がものすごく低くなります。

ブドウ糖を使い切って、燃料切れの状態ですね。

ブドウ糖は、体を動かしたり脳を働かせるために必要なもの。

そこで、食事以外からブドウ糖を作り出さないといけなくなるんですね。

その役割を果たすのが、インスリン拮抗ホルモンといわれるものです。

血糖値が低くなると、インスリン拮抗ホルモンがたくさん分泌されて、肝臓に溜めこんでいたグリコーゲンや、筋肉などにあるタンパク質を分解して、ブドウ糖を作り出すんです。

そのような状態で、ランチを食べたらどうなるでしょうか?

インスリン拮抗ホルモンが作り出したブドウ糖に加えて、食事でとった炭水化物を消化吸収してできたブドウ糖が上乗せされてしまうんですよ。

こうして、血糖値が急激に上がってしまうというわけなんです。

しかも、インスリン拮抗ホルモンが増えた状態は、夕食の時間まで続きますから、1日中太りやすい状態が続いてしまうんですよ。」

なるほど、空腹な状態で食事をすると太りやすいんですね。

じゃあ、ダイエット中でも朝食をちゃんととった方がいいんでしょうか?

血糖値を上げない食事のとりかた

「少なくとも、朝食抜きや1日2食といったダイエット法は、あまり効率的ではないと言えます。

それに、食事の回数を減らしてしまうと、タンパク質やビタミンなどの必要な栄養素が不足しやすいんですね。

栄養素が不足してしまうと、代謝が悪くなってしまうので、やはりダイエットにはマイナス。

食事は3回きちんととった方がいいでしょう。

その上で痩せるには、血糖値をなるべく上げない糖質スローオンな食事法が効果的ですよ。」

糖質スローオンなら、血糖値が上がりづらいので体脂肪が付きにくい。

しかも、糖質をちゃんととっているので、インスリン拮抗ホルモンが出にくい。

3食ちゃんと食べることができるので、栄養不足に陥ることもなく代謝もよくなり、健康的に痩せられるというワケなんですね。

 

 

 

 - 糖質スローオン